良い靴と悪い靴とは?
「良い靴とは?」という話しです。
簡単に言えば「使用用途・目的に合った靴」「足のサイズに合った靴」が良い靴と言えるでしょう。
逆に言うと、使用用途・目的に合っていないと、良くない靴になります。
何を目的として靴を選んで履くのか?歩いて楽な靴?お洒落?防水性?登山?ランニング?スノーボード?農作業用として?
極端な例えになりますが、メジャーリーガー⚾️の大谷翔平さんが「この靴は良いですよ!!」と野球のスパイクシューズを勧めたとしても・・・。野球をする時には良いかもしれないけれど、日常に履くには野球のスパイクシューズは履けないですよね。いや、日常でも履こうと思えば履けるけれど、歩きにくいし靴底にあるピンの足音が煩いし路面を傷つけるし…良いとは言えません。非常に極端な例ですが。
先日、ご新規の70代の男性のお客さま来られました。
何足かの靴を持って来られたのですが、靴の良し悪しをチェック🔍し、お客さまの足のトラブルに対して、”どの靴が良いのか?悪いのか?”などの説明しました。
その説明を聞いた上で、歩くのに適していないと説明した靴に対してお客さまは

この靴は履かん方が良いんやね?
と尋ねられたので、



いや、”履かない方が良い”とは言わないけれど、”歩かない方が良い”とは言いたい靴です。
と返答。
この違いが分かりますか?日本語って難しいですね!?
”履かない方が良い靴”と”歩かない方が良い靴”とは意味合いが異なります(笑)
お客さまが「履かない方が良いんやね?」と言われた靴は、靴のサイズは大きめでブカブカで緩い靴で、お客さまの足のトラブルに対しては、足への負担がある歩く時には(歩行の時間が長ければ長い時ほど)良くないのは明白です。
しかし歩かない状況であれば、履いても良いかもしれません。
例えば玄関から車に乗りっぱなしでドアtoドアなどで歩かないと分かっている時などは、足への負担もそんなにないので。
歩くときは歩くのに相応しい靴を履けば良くて、TPOに応じた靴を選んで履くのが良いという事をお伝えしたかったのです。
今回のお客さまに限らずですが、上手に靴を履き分けることが出来れば、靴による足・膝・腰などのトラブルは最小限に抑えられるのにな~と思っています💡
※ただし!!窮屈な靴・サイズの小さい靴の場合は、歩かない状況でも足にとって良いとは言えないので可能な限りは避けて下さい⚠️
※※また「玄関先にある車に乗って移動するだけで歩かないから」という理由で、あまりにも歩くのに適していない靴を履いた場合は、玄関から車までの少しの移動だけでも転倒のリスクもあるので避けた方が良いでしょう。特に足が不自由な方や高齢の方は⚠️⚠️
お読み頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m
シューフィッター
フットケアスペシャリスト
巻き爪ケア
オーダーメイド・インソール作製技術者
足楽(あしらく) 原 勇一郎
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