靴の踵の外側がすり減るのは変な歩き方??

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靴の踵の外側がすり減るのは変な歩き方??

お客さまから「靴のかかとの外側がすり減るねんけど、変な歩き方なんかな?」と尋ねられる事があります。

あしらく 原

ヒトの足の骨格の構造上、踵の外側から着地するものなので、靴のかかとの外側がすり減るのが普通です。


ただし気にすべきポイントは、すり減り方に極端な左右差があったり、真ん中や内側がすり減ったり、前足部がすり減らないのは問題だと考えています。


理想的な歩行時の足裏の圧の掛かり方は

① かかとの外側から着地
② かかとの内側に少し入る
③ 小趾球(小ゆびの付け根)
④ 母趾球(親ゆびの付け根)
⑤ 母趾(おやゆび)で蹴り出し


と移行することです。

こんな感じのイメージで、意外と左右にグネグネ動きながらの”一歩”なんです。


靴の前足部が擦り減っていない場合は、踵から前足部への重心移動がスムーズにいかなくて、前足部が使えていない歩き方になっています。

また外反母趾やゆびの付け根などにタコや魚の目がある足も、小趾球〜母趾球〜母趾への移行が出来ていません。


足にフィットしていない靴や、機能的でない靴、脱ぎ履きが楽なゆるい靴での歩行は、足裏の圧の移動が出来ないので、そのような状態の歩行が続くと、正しくない歩行がカラダに癖付き、足のバランスが崩れて角質や筋肉、関節に不具合が生じてしまうリスクが高くなります。


「インソールと靴を変えて魚の目が無くなった」という例があるのは、足裏のバランスが整って正しい足裏の圧の移動が出来るようになったからです。


では、足にトラブルのある人は「靴とインソールを作れば、それで良いのか??」と言えば、そうではなく、筋力のバランスを整えるためのマッサージや筋トレなども同時に必要となってくる場合もあります。

逆にいうと、いくら効果的なマッサージや筋トレを行ったとしても、足元の環境が悪ければ正しく歩くことは困難だと思っているので、フットウエア、大切ですよ💡というお話しでした^^


注意:「踵から着地」というのを意識し過ぎると、前方向へ進む推進力にブレーキが掛かる姿勢での歩き方となり、膝などへの負担が掛かる場合があるのでご注意ください。

足のトラブルでお困りの方が一人でも減りますように。

お読み頂きまして、ありがとうございましたm(_ _)m

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